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アレルギー疾患及び関連疾患(1) 気管支喘息─成人─(5月号)
【目 次】
とびらの言葉
延命治療と尊厳死 上野陽一郎
シリーズ アレルギー疾患および関連疾患 1
気管支喘息 ─成人─ 秋山 一男
国際医療協力 〜海外だより〜(21)
マティズモに苦しむ女性のために
─ホンジュラスの女性─ 仲佐 保
(財)政策医療振興財団の助成による研究報告
看護学生の実習体験と自律性の育ちの実態 齊藤伊都子
医療機能アップコーナー
預かり金管理
クリティカルパスに連動した薬剤管理指導
〜口蓋扁桃摘出術クリティカルパスチェックシートの作成と使用〜― 田渕 真弓
アルツハイマー病及び他の認知症性疾患における
脳脊髄液中タウ、リン酸化タウ、
βアミロイド測定の有用性について 藤本 龍也
術後管理病棟における褥瘡発生因子の検討 土居由季他
軽度認知症患者に対するアプローチ法について 松重好男他
本当はいい人? 小倉 竜児
人事異動
(財)政策医療振興財団よりお知らせ
平成18年度恊ュ策医療振興財団の事業計画
あとがき
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■シリーズ「アレルギー疾患及び関連疾患」を始めるにあたって
我が国の3人に一人が何らかのアレルギー疾患に罹患しているという調査結果が、厚生労働科学研究班により報告されてすでに10年になります。その後の調査では、さらに増加しているともいわれます。昨年のスギ花粉症の爆発的な蔓延を記憶されている方も多いことと思います。近年のアレルギー疾患の増加の要因として、環境中のアレルゲン(ダニやペット等のアレルギー疾患の原因となる物質)の増加とともに、戦後の生活環境における衛生事情の改善の結果、各種感染症が減少し、ヒトの免疫機構が変化したためという衛生仮説(hygiene hypothesis)が提唱されています。また、アレルギー疾患は、乳幼児から高齢者まで、全年齢層が罹患する可能性のある疾患でもあります。このように国民病ともいわれるアレルギー疾患は、最近は高血圧や糖尿病等の「生活習慣病」と対比して「生活環境病」と呼ぶことが提唱されています。
昨年10月に厚生労働省から我が国のリウマチ・アレルギー対策に関しての報告書が公表され、その中で、アレルギー疾患対策の重点目標としてアレルギー疾患を「患者さんが自己管理可能な疾患へ」と位置づけ、そのために国と地方公共団体との連携と任務分担を明確にして「アレルギー疾患に精通した身近なかかりつけ医」の育成を図り、専門医療施設とのネットワーク化を構築することを挙げています。
本シリーズでは、身近な疾患としてのアレルギー疾患及び関連疾患である「気管支喘息−成人」、「気管支喘息−小児」、「アトピー性皮膚炎」、「花粉症、アレルギー性鼻炎」、「食物アレルギー」、「薬物アレルギー、アスピリン不耐症」、「シックハウス症候群」について、シリーズでわかりやすく解説します。
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