キカンシネット 書店で買えない機関誌・広報誌を、ちょこっと見られます
 

テクノカレント
テクノカレントは、世界の重要な新技術の動向を平易に解説する情報誌です。新しい科学技術がこれからの社会や企業にとってどのような役割を果たしていくかを、企業経営者や研究者に分かりやすく解説します。編集・主筆は石井威望東京大学名誉教授。氏のナビゲートにより、文部科学省、経済産業省、各種試験研究機関、ジェトロなどの公的機関や民間研究機関などからの情報に加え、各技術分野のトップクラスの頭脳による支援体制のもと、的確にお伝えします。1989年1月の創刊以来、ほぼ400号の実績を持つテクノカレントのテーマは、基礎技術、新素材、資源・エネルギー、情報、生命、宇宙、工学、環境、政策など、多分野にわたっています。21世紀の知的ナビゲーション・マップとして、ぜひご活用ください。
   
発   行:

財団法人 世界経済情報サービス
平成20年1月31日付で、経済産業大臣の解散許可を得て、解散しました。

発行回数: 毎月2回発行
定期購読: 1年間60,000円。6ヶ月30,000円。1冊2,500円。
 
バックナンバーはこちら

半導体テクノロジーのトレンド―微細化から等価的微細化と多様化へ(2/1号)

平成 20年 2月 1日号

今回の特集は
半導体テクノロジーのトレンド―微細化から等価的微細化と多様化へ

石井威望のコメント

 20世紀の先端技術で経済的にも大成功を収めたのは半導体集積回路、特に極めて集積度が高いLSIである。その技術開発の基本戦略は1947年に発明されたトランジスタの徹底的な微細化であり、文字どおり倍々ゲームの高集積化によって、高性能化、小型化、低電力消費化、高信頼性化をことごとく達成した結果である。

 しかし、21世紀にはその限界に近づいており、加えてこの分野の技術者確保も国内では困難になりつつある。かつての半導体王国日本にとって今昔の感であるが、21世紀の戦略的先端技術であるナノテクノロジーと密接なだけに等閑にできない。今回の執筆者は、早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構の品田賢宏准教授である。

------------------------------------------------------------------

ポイント

1.ムーアの法則以来、微細化技術によって半導体産業は巨大な発展
 1965年に半導体微細化技術にかんするムーア博士の法則が見出され、それが産業の発展を牽引してきた。微細化は、LSIの機能当たりのコスト低減のみならず、高性能化、高密度化、低消費電力化に寄与し、たとえばディジタル機器のモバイル化、パーソナル化など、半導体の応用範囲を大きく広げてきた。この40年間の半導体市場の拡大は500倍にも達し、今後も経済発展の中核を担い続けていくだろう。

2.等価的微細化のモア・ムーアと多様化のモア・ザン・ムーア
 トランジスタの単なる微細化では、LSIの高性能化に限界があり、そこで高誘電率ゲート絶縁膜/金属ゲート積層技術、金属ソース/ドレイン、歪みチャネル、マルチゲート、サラウンディングゲートなどの等価的微細化と呼ばれる技術がモア・ムーアのコンセプトとして浸透しつつある。それに対し、多様化、すなわちマイクロセンサーやバイオチップなどエレクトロニクス応用にとどまらない新しい価値創造としてモア・ザン・ムーアも提唱されている。両戦略の選択に際しては、「とにかく作る」から「社会のために作る」への転換をよく見定める必要がある。
 
3.研究対象としての「人」、そして次世代産業を支える「人」
 モア・ムーアからモア・ザン・ムーアへという潮流の中で今後は、研究され尽くされた感のある半導体から「人」へ、すなわち半導体技術のバイオメディカル応用へのシフトが起こるであろう。しかしその一方で、次世代半導体産業を支える若い「人」の確保も急務である。


バックナンバー

南極観測50年(5/15号)  2007年 更新



キカンシネットは公的機関の発行する機関誌、広報誌の『目次』を掲載してます。書店で流通していないものがほとんどですが、個人でも購読できるものもあります。興味のある機関誌がありましたら発行者へ問合せてみましょう。

立ち読みコーナー
表紙をクリックすると、中身の一部を読めます。アイウエオ順。
GLOBAL MANAGER
こころの元気
さぽーと
肢体不自由教育
縄文
チベット文化研究会報
保育士会だより
発達教育
技あり
GLOBAL
MANAGER
こころの元気
さぽーと
肢体不自由
教育
縄文
チベット文化
研究会報
保育士会
だより
発達教育
技あり


運営:第一資料印刷株式会社
Copyright (C) 2009 DAIICHI SHIRYO PRINTING CO.,LTD All Rights Reserved
〒162-0818 東京都新宿区築地町8番地7 / TEL 03-3267-8211 / FAX 03-3267-8222
.