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高速電力線搬送通信(PLC)が拓くホームネットワーク (8/15号)

平成19年 8月 15日号

今回の特集は
高速電力線搬送通信(PLC)が拓くホームネットワーク

石井威望のコメント

 電力(エネルギー)の搬送と同時に情報を伝達する研究は、かなり以前からなされていた。物理学上もエネルギーとエントロピー(本質的に情報)は、不可分の関係にあり、両者を同時に扱う技術を求めるのは当然である。さらに今後極めて重要になる家庭内の情報活動、家電製品の制御、あるいは安全の監視等でも家庭内電力配線の活用が要望される。
 社会全体がネットワークで結ばれ始めた21世紀初頭にPLCが実用化できたのは喜ばしい。人類は、電力と通信を分離する固定観念からようやく解放され、本稿で指摘されるネットワークデバイド解消に向かうであろう。今回の執筆者は、高速電力線通信推進協議会有高明敏運営委員長である。

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ポイント

1.既設の電気配線をそのまま利用するブロードバンドインフラ
 広帯域電力線搬送通信(PLC:Power Line Communications)はエネルギーを伝える電気配線の上に情報を含んだ高周波信号を乗せるという仕組み、すなわち既設の電気配線をそのまま利用するブロードバンドインフラであり、配線工事不要、プラグアンドプレイ、家庭内のどの部屋でも利用可能といった利便性を持つ。人と人、物と物をつないで「ユビキタス」を実現していくことで、誰にでも優しく簡単な、心の触れあえるコミュニケーションを提供できるネットワークである。


2.最も大切なのは最適変調を行う伝送路推定技術
 PLCを支える技術には、その高速の通信特性を維持するための方式として①スペクトラム拡散通信、②マルチキャリア方式、③直交周波数分割多重方式があるが、最も大切なのは電気配線の特性に合わせて最適変調を行う伝送路推定技術である。またどこにでも繋がっている電気配線であることから、セキュリティ機能にもよく配慮がなされている。

 
3.課題を乗り越えての普及により、ネットワークデバイドの解消へ
 PLCの利用範囲は、①高圧送電線を用いる幹線系、②To the Homeへのアクセス、③集合住宅のブロードバンド化、④ホームネットワーク、の4つに分けられるが、④はまだPC系が中心で、AV系、通信系、白物家電系など他機器との連携が模索されている。課題は安定性能の確保と既存の無線設備との共存環境の整備であり、それを乗り越えての普及により、ネットワークデバイドの解消が期待される。


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南極観測50年(5/15号)  2007年 更新




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