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100周年を迎える国際標準化 (11/15号)

平成18年 11月15日号

今回の特集は
100周年を迎える国際標準化


石井威望のコメント

 鉄道レールのゲージの例でも明らかなように、国際標準化が機械文明にもたらす影響は、その発展の帰趨を左右するほど大きい。20世紀は、国際標準化の世紀であったともいえる。事実、デジュール標準、デファクト標準、フォーラム基準など相互に補完にしあいながら、その成果として高品質、流通の合理化、簡便性、安全性などをもたらした。
 残念ながら日本の場合、本格的な標準化の取り組みが、戦後(20世紀後半)になって行われたこともあって、どうしても後追い的になっていたという問題点を持っており、21世紀にそれを克服する必要が叫ばれている。今回の執筆者は、経済産業省情報電気標準化推進室の和泉章室長である。

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ポイント

1. 標準化をめぐる二つの100周年
 2006年は、電気・電子分野の国際標準化機関であるIEC(国際電気標準会議)の設立、およびその会議への日本の参加=国際標準化活動参画、それぞれの100周年にあたり、関係各団体・業界により、100周年記念の各種行事が日本国内で大規模に実施されている。

2. 公的なものと市場競争によるもの、二つの標準
 標準は、公的な機関・組織で作られるデジュール標準(JIS、ISO、あるいは紙のサイズ、鉛筆の芯など)、市場競争の結果として「事実上」決められていくデファクト標準(パソコンのOSなど)とに大別され、また両者の中間に位置するものとして、関連業界の企業群によって作られるフォーラム基準もある。これらの標準が、品質の向上、流通の合理化、情報操作の簡便化、安心・安全な社会の実現といったことに貢献し、我々の生活、社会、経済に大きな役割を果たしてきたのである。
 
3. 標準に対する日本の受け身の姿勢はビジネスの限界に
 標準とは人間が社会的・経済的に生きていくための「ルール」である。また経済のグローバル化やWTOの諸協定発効などにより国際標準のビジネスへの影響力も強まりつつある。ところが日本では標準の重要性がよく認識されておらず、文化や習慣の違いを無視して外国製の標準が安易に受け入れられる傾向があり、またISO、IECでの議長・幹事国ポストが少なく、したがって影響力が小さい。このような日本の受け身の姿勢は、最終的には自らビジネスの限界を定めることになるだろう。


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南極観測50年(5/15号)  2007年 更新




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