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システムバイオロジー―ライフサイエンスの新潮流 (10/15号)

平成18年 10月15日号

今回の特集は
システムバイオロジー―ライフサイエンスの新潮流


石井威望のコメント

 システムバイオロジーという言葉自体は、既に学術語として定着しているが、内容は、あらためて最近の変化、特にシステム科学のツールとしてのウェブ2.0的技術革新の影響などを考える必要も出てきた。更に長期的に見ると、量子情報科学が脳科学とともにシステムバイオロジーとの融合が期待される状況にある。経済学においても神経経済学、つまり脳科学の経済学との融合があるように、コンテンツレベルにおける学問の全分野に再編成の気運がある。
 生命現象の独特な物質代謝や遺伝情報の増殖などへも、複雑ネットワーク科学を活用した新しい展開が考えられる。今回の執筆者は、科学技術振興機構研究開発戦略センターの野田正彦フェローである。

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ポイント

1. 基幹系や地域系のみならず家庭にまで浸透してきた光通信
 ライフサイエンス研究は、多数のゲノム情報が得られた1990年代の後半から、ポスト・ゲノムの研究対象としては、遺伝子やタンパク質など生体分子の情報をもとに、これら要素間の相互作用を通して生命システムを解明するシステムバイオロジーが注目されている。そこでは、細胞の中で何が起こるかを予測する実験も試みられている。

2. 先駆的なシステムバイオロジー研究例
 日本でのシステムバイオ研究の代表例には、生物システムが本来有する頑健性やその破綻(疾患)などについてシミュレーションを行う科学技術振興機構の「北野共生システムプロジェクト」、神経細胞や赤血球を対象に、生物現象や代謝についてのシミュレーションを行う慶応義塾大学先端生命科学研究所の「E-Cell」、心臓の心筋収縮や心肥大に関する細胞機能をシミュレーションする心臓モデルを開発した文部科学省の「細胞生体機能シミュレーション・リーディングプロジェクト」があり、2006年からは科学技術振興機構のグループ研究支援も始まっている。

3. 世界的なブームとなったシステムバイオ研究
 米国では、分野融合研究のための組織として2000年にシステムバイオロジー研究所(ISB、レオリー・フッド理事長)が設立され、国立衛生研究所(NIH)、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学でも同研究の組織を立ち上げている。ヨーロッパではオックスフォード大学がオークランド大学と協力して心臓モデルを作り上げている。


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南極観測50年(5/15号)  2007年 更新




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