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「学士力」とソーシャルワークのコンピテンシィ 第61号

【目 次】

<巻頭言>

「学士力」とソーシャルワークのコンピテンシィ
─学校連盟の新たな地平を求めて─
会長  大 橋 謙 策(日本社会事業大学)

教育実践同志社大学………………………………………… 3

教育実践山口県立大学……………………………………… 6

三役会議事録………………………………………………… 10

全国社会福祉教育セミナーを終えて……………………… 14

福祉教育研修講座開催報告………………………………… 16

ブロック情報………………………………………………… 17

高等学校「総則」改訂のポイントについて……………… 19

学校連盟役員・評議員名簿………………………………… 21

四谷だより…………………………………………………… 24

編集後記……………………………………………………… 24

――――――――――――――――――――――――――――

「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定後20年振りに2007年に改正され、それを踏まえた新しい社会福祉
士及び介護福祉士の養成カリキュラムがいよいよ2009年4月から実施されることになった。(社)日本社会
福祉教育学校連盟としても、この新しいカリキュラムが求めるコンピテンシィをどう教育し、どう豊に修得
させ、どのような分野で国民が望むソーシャルワーク機能を発揮できる人材を輩出できるかが問われること
になるが、それ以上に(社)日本社会福祉教育学校連盟は、大学における日本の社会福祉教育のあり方自体
を改めて考えなければならない時期に入っている。

ところで、思い起こして頂きたいのは、我々社会福祉教育関係者が研究し、重要だと思ってきたソーシャ
ルワークは、国民はもとより、社会福祉関係者にもその重要性が認識されず、ややもすると我々の“唯我独
尊”的な思いこみがあり、それを学問の自由の旗の下で、多面的に、かつ時代状況や制度との関わりについ
て深く論議もせずにきてしまったのではないだろうか。もちろん社会福祉教育関係者も(社)日本社会福祉
教育学校連盟もその時代時代に取り組んできた事実があることは承知しているが、それでも敢えてそう言わ
ざるを得ない部分があった。そのような中の一コマとして以下のことを述べておきたい。

日本社会福祉教育学校連盟の創設以来の念願であった福祉人材の国家資格が、1987年に「社会福祉士及び
介護福祉士法」として制定された。法制定時には、急速な高齢化の進展もあって、介護人材としての介護福
祉士の養成の必要性とその業務は多くの関係者に理解されたものの、それに比してソーシャルワーク機能を
具現化する職種として資格化された社会福祉士の必要性とその業務はなかなか関係者に理解されないでき
た。それから20年、2007年12月に「社会福祉士及び介護福祉士法」が改正されたが、その改正過程当初にお
いても“社会福祉士の活動は見えない。改正の必要があるのかと”問われ続けた。この間、当時の日本学術
会議の社会福祉・社会保障研究連絡委員会が2000年に「社会サービスに関する研究・教育の推進について」、
2003年に「ソーシャルワークが展開できる社会システムづくりへの提案」を出し、ソーシャルワーク機能が
求められる国民生活の深刻化とそれに対応するソーシャルワーク機能の必要性及びそのあり方を提起してき
たにも拘わらず、社会福祉関係者の理解は必ずしも得られてこなかった。





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