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土と健康
土と健康
結成の翌1972年2月に創刊(78年まで『たべものと健康』)、98年1月には300号記念号として「21世紀の有機農業−古きに学び、新しい時代を拓く」特集号を発行。本会開催のシンポジウム・研究会等の報告、食と農、環境をめぐる最新情報、各地の有機農業に関する活動情報のほか、特集形式による社会的課題への積極的問題提起も行う月刊誌。会員配布。
   
発   行 :  日本有機農業研究会
発行回数 : 年 11 回
定期購読 : 年会費:6,000円 。入会すると会費のなかに含まれます。
 
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いま、なぜあらためて<提携>なのか(8・9月合併号)

今月の記事から

● いま、なぜあらためて<提携>なのか
「生産者と消費者が直結すること」の輝きを取り戻そう   ・・・・ 桝潟 俊子

 私は、草創期の有機農業運動に出会い、多くのことを学ばせていただきながら、この30年余、<有機農業>の世界と深く関わってきました。私が有機農業研究に取り組むようになったきっかけは、「消費者自給農場」の建設を始めたばかりの「(旧)たまごの会」の取材でした。<有機農業>の世界がもつ問題の広がりと奥深さにふれ、私の問題関心や研究姿勢は大きく揺さぶられたばかりでなく、社会の見方(農と食をめぐる「リスク」認識)も大きな変革を迫られました。この3月、私の有機農業研究の一つの区切りとして、『有機農業運動と<提携>のネットワーク』(新曜社)をまとめました。
 40年近くに及ぶ日本の有機農業運動とその地域的展開の過程をたどるという作業をとおして、私が強く感じたことは、有機農業運動がもつ大きな<変革力>でした。有機農業運動は、近代産業社会を支えているシステム(制度)やライフスタイル(たとえば近代農業、資本主義、ネオリベラリズム、使い捨て文明、都市的ライフスタイルなど)に対抗して、オルターナティブな新しい世界の方向性を提示しつつ、<農>と<食>の変革をめざす運動でした。

● 第36回日本有機農業研究会全国大会・シンポジウムから
三芳との提携35年   ・・・・ 若島 礼子

 第36回日本有機農業研究会全国大会(2008年3月1日〜2日)では、大会テーマ「つながるいのち・つなげるいのち」の下、第1日目に「どうする? 食と農の自給・自立」をテーマにパネル・ディスカッションを開きました。コーディネーター安田節子理事により有機農業生産者、消費者など6人がそれぞれの立場から発言し、それは、その日の大会アピール「つながるいのち・つなげるいのち 食と農の原点 有機農業から未来へ」(本誌4・5月号に掲載)につながりました。一人ひとりの自給を基礎に、自給率を高めることが急務。そのためには、「提携」という方法があることを知らせ、自らの食のあり方を見直し、同時に、自らの暮らしや農業を地球温暖化など環境問題を少しでも解決へと導く方向である有機農業への理解を広めようと、呼びかけました。本号では、特に「提携」についての話題提供をした若島礼子さんに当日のお話に加筆していただきました。

● フランスで「提携」をやってみた
フランスの提携産直第一号「ひろこのバスケット」   ・・・・ 雨宮 裕子

 農民が、消えていく。借金をして機械化するか、あきらめてやめるか。フランスの農民も、ぎりぎりの選択を迫られるところまできてしまった。
 そこに登場したのが、AMAP(アマップ、Associations pourle Maintien d'une Agriculture Paysanne「家族経営の農業を守る会」の略称)と呼ばれる、農産物の産直システムだ。日本の提携とアメリカのCSAをモデルに、南フランスのオーバーニュで2001年5月に発足。以来8年、アマップの数は、フランス全土で、500〜700ぐらいと言われている。
 アマップは、小規模な家族経営の農業を維持していきたいという農家が、消費者の理解と支援を願う契約販売システムだ。「提携十か条」にならって、十八項目の規約ができている。だから、テイケイという言葉もよく耳にする。でも、なんと誤解に満ちていることか。たとえば、『もう一つの経済』という、市民運動関係の雑誌(7月号)には、「テイケイは1600万人の人たちが加入している日本の消費者組合」と書かれている。

● とれたて青年部11 アンケート集と現地見学会   ・・・・ 今井 優子

 6月号の本欄でご報告しましたように、現在、青年部では『新規就農アンケート集』(仮称)を作成しています。
 青年部長の佐久間清和さん(千葉県香取郡)は、「現在編集中のこのアンケート集は、日本有機農業研究会そして青年部のネットワークを使って、全国各地の多くの新規就農者に回答してもらいました。ほかでは手に入らない貴重な情報が満載です。この本がきっかけで農業に興味をもつようになったり、農業をやりたいという気持ちになったりしてもらえたら嬉しいです」と話していました。
 アンケート集は、近々完成予定です。乞うご期待!

● 「提携」の指針『提携10か条』について 生産者と消費者の提携の方法(提携10か条)

● 「提携」と有機JAS表示
「提携」における「有機」に関する情報提供の範囲について   ・・・・ 提携と基準部

● 報告 URGENCIとIFOAM世界大会   ・・・・ 橋本 慎司

 6月14日から24日まで、イタリアで国際提携運動ネットワーク(URGENCI)の運営委員会と国際有機農業運動連盟(IFOAM)の世界大会が開催され、出席してきた。6月は玉葱、インゲン、ニラの収穫や果菜類の追肥・除草、合鴨水田の管理と忙しいのだが、研修生の谷水くんと妻に任せて出発した。6月上旬には兵庫県が取り組んでいる中学生の職場体験があり、12人の中学生が一週間、畑の手伝いに来てくれ、これも大変助かった。URGENCIの運営委員会はミラノの郊外で開催され、その後IFOAM世界大会の開催地、モデナ市に移動した。

● 佐藤喜作のキサクな話 『粉食と粒食 日本とメタボリック・シンドローム』   ・・・・ 佐藤 喜作

 かつての日本では、布袋様のようなお腹の膨れた肥満者を見いだすのに苦労したものだが、最近はやたらとお目にかかる。一見恰幅も良いし強そうにも映り、私のような骨皮筋右衛門にとっては、憧れの対象であった。
 ところが、最近はこの肥満傾向が、近代病の前触れとして、毎年の健康診断の重要な項目に浮上している。一方女性の方は、美容上からか、いかに痩せるかと、それはもう涙ぐましい努力で、ついには拒食に至る者まである。

● 市民農園の現状 −東京都多摩市の場合−   ・・・・ 宮下 久吉

● 熱き心くん!   ・・・・ 片岡 俊也

 バランスとって農業している。体を完全にパーにせず年2、3回ダウン程度で。家族生活の時間、自分がたのしむ時間を毎日つくる。生活パターンもごくワンパターン。畑、家、配達、公民館、小学校、まちぐわぁ(売店)、農協と村内、もしくは山原内(名護以北)。
 特別たのしくも、特別くるしくも、特別よろこびも、特別かなしみもなく、ほどほどに。畑から習った「あきらめ」の中、農業に情熱なく、もくもくとすごす。
 その中でもたのしみは、食事と水分補給、おやつ。酒も飲まなくなり6ヵ月。酒づきあい友人減る。子どもが小学校1年なので、PTA、子ども会つきあい少々。12年前に来たころは、周囲の農家には、うさんくさく思われ、そでにされていた。最近は、同種族にみてもらい仲よしである。

● 農の技談義2 大根と玉ねぎ   ・・・・ 林重孝×武田松男

 関東地方で9月初旬に播く代表的な野菜は、大根と玉ねぎ。大根は冷涼な気候を好むので、温暖化による影響で、播く時期を以前より遅くするとよくできる。玉ねぎも「苗半作」。移植法でつくってみよう。

● BOOK『有機農業運動と<提携>のネットワーク』桝潟俊子著   ・・・・ 大江 正章

 有機農業という言葉はいまや一般にかなり浸透したが、その本質的な意義や40年近くに及ぶ日本の有機農業運動について広く知られているとは言いがたい。本書は提携という言葉をキーワードに、現在に至るまでの有機農業運動の流れとその社会的・歴史的意義を整理した、きわめて質の高い作品である。 

● 健康の秘密は口腔にあり フォーラム 歯周病 病巣感染を考える
『虫歯から始まる全身の病気』出版記念   ・・・・ 佐藤 喜作

 歯科関係者が中心に結成されたNPO法人恒志会主催で、標記のフォーラムが7月20日、日本歯科大学富士見ホール8Fで開催された。忠臣蔵に弁慶のようであるが、素人ながら、出席して大変に勉強になった。そして感動した。

● 11月16日は国際有機農業映画祭 テーマ「土からの平和」 

● 『バイオダイナミック農法』宿泊研修会を開催 


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