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記念講演 生命とは何か? 食べ続けることの意味と有機農業(上)(6月号)
今月の記事から
● 第36回日本有機農業研究会全国大会 報告 ・・・・ 福岡 伸一
記念講演 生命とは何か? 食べ続けることの意味と有機農業(上)
気づきの体験を語りなおした『生物と無生物のあいだ』
テーマは機械論的な生命観へのアンチテーゼ
食べたものは一体どこへ行くのか?
生命は絶え間のない流れの中にある
エントロピー増大の法則に対抗して自転車操業
「ES細胞」と「ガン細胞」はコインの裏表
生命というものに「部分」はない
● 第36回日本有機農業研究会全国大会 夜の分科会報告
日本有機農業研究会が全国大会で「平和」についての分科会を始めてから3年がたちました。今年のこの分科会には20名弱の人が集まり、イスを丸く並べなおして、参加した人たち全員の顔が見えるような形で「平和」について語り合いました。
千葉県の南房総市で有機農業を営む八木直樹さんが進行役で、ほかに提携の消費者の方、古くからの会員の方、生産者の方、海外から参加した方などいろいろな立場の方がおり、また20代の若者の参加が多かったことが印象的でした。最終的にはほとんどの方が発言したと思います。
「『食』と『農』を語ろう」の分科会には、北は北海道、南は九州まで全国から生産者、消費者、教育者など多様な方々28名が参加した。分科会は参加者の自己紹介とともに、それぞれの「食」と「農」の取組みと想いを話しました。
「有機農業推進法に向けての動き」の分科会には約30名が参加し、農業者20名、消費者9名、自治体職員1名という顔ぶれで行われた。議論の内容は、有機農業推進法制定や基本方針の策定を受け、各地の取り組みや行政の動向についての報告が相次いだ。
冒頭に座長の相原成行さんが、有機農業推進法はこれまでの農業関連の法と違い、農業者だけに留まらず、消費者と共に有機農業を推進しようという姿勢の法律であり、有機農業本来の意義をしっかりと把握し、農業者と消費者お互いが有機農業の推進に関わっていくには、この法律をどう活かせばよいのかを考えてゆきたいと挨拶した。
今回の上映会では、この映画のディレクターである河合樹香さん、農薬の科学に大変詳しい田坂興亜さんに特別ゲストとして参加していただき、30名を超える方の参加がありました。
● 佐藤喜作のキサクな話 いまどき幸福な国デンマーク ・・・・ 佐藤 喜作
畏友ケンジ・ステファン・スズキ氏が2冊目のデンマークの本『なぜ、デンマーク人は幸福な国をつくることにせいこうしたのか どうして、日本では人が大切にされるシステムをつくれないのか』を出版した。この国の驚くべき姿を日本人は不思議に感じるに違いない。納める税金が40〜50%、それに消費税が20%にもなるのに、不平を漏らす国民はいない。なぜなら、医療費、教育費は無料。無資源なのに食料、エネルギー自給率100%以上である。デンマークは、暮らしに不安のない理想的福祉国家なのである。だが、今日の福祉国家は決して思いつきで出来上がったものではない。
● 青年部主催 有機農業入門講座 2008 就農の実際 ・・・・ 清水 彰浩
パネラー 松井眞一(栃木県茂木町)就農5年目 横田淳平(静岡県南伊豆町)就農5年目 増田達矢(神奈川県津久井郡)就農7年目 司会 関塚学(栃木県佐野市)就農7年目
● ひろば ドキュメンタリー映画『空想の森』が生まれた
私が暮らす北海道十勝で、農業を営む二組の夫婦の日常を撮らせてもらいました。土の上で働く姿、手の動き、ほっこりとした畑の土のなんて美しいこと。そして、丁寧に心を込めて食べ物が作られている現場に私も身を置き、その人たちの魅力ある世界に引き込まれていきました。
農のある日々の暮らし、人々のつながり、年に一度のお祭りなど、それは「世のなか捨てたもんじゃない」と思わせるものでした。振り返ると、これらのことが映画をつくりたいと思う原動力となり、私の場合は、画をつなぎ合わせることで、その感覚をしっくりと表現できると感じたのだと思います。
映画「空想の森」は、監督 田代陽子が北海道十勝平野の北西、新得町の空想の森映画祭で出会った人たちを主人公に、その土地で小規模でも有機無農薬農業を丹念に営む人たちの一年を綴ったドキュメンタリー。撮影を始めて7年という長い期間をかけ、膨大な映像をまとめたものが彼女の初の作品となった。
● とれたて青年部9 新規就農者アンケートにご協力を ★本を発行します ・・・・ 増田 裕子
現在、青年部では、新規就農者の方を対象にしたアンケート集を作成しています。就農までの道のりや、就農後の苦労話、具体的な資金づくりの話や機械に関する話、そして今後の展望など、これから有機農業をはじめたい!という方にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
● 熱き心くん ・・・・ 谷川 拓也
生まれ育った土地で、初めての田植えが無事に終わりました。今、田んぼでは蛙がゲコゲコとうれしそうに鳴いています。もともと僕の実家は、自家用のお米や野菜を作る程度でしたが、この春から近所の田畑を新たに借りて、百姓としての生活を始めました。まだ、かけだしです。近所の有機農家さんのところで教えを受けたり、おじいやおばあの話を聞きながら、田6反6畝、畑8畝を耕しています。
● 種から育てよう 61 会津春菊 ・・・・ 小川 光
9月播き冬採りハウス栽培で、1977年から毎年選抜を繰り返してきました。できた春菊は切れ込みは深いが粗く、厚みがあり緑が濃くて葉が長い。「これでも無肥料?」と驚くほど豊かな葉の春菊です。
● 各地から
中国 NHKが有機農業講座「わたしの有機農園」を開講 ・・・・ 山本 宗明
● 科学部からのお知らせ ・・・・ 科学部
科学部サイト開設のご案内 科学部は、このほど独自のホームページを開設しました。科学部主催のイベントや出版物、お知らせしたいことなどをまとめてあります。今後、資料やお役立ちリンクも充実させていきたいと考えています。ぜひ一度ご覧ください。 http://kagakubu.net/
● 達人に聞く「旬の有機農産物」加工のすすめ17「抹茶シフォンケーキ」 ・・・・ 平塚 靖永
● BOOK『地域の力』大江正章著 ・・・・ 多辺田 政弘
やはりモノとカネのボーダレスな経済に巻き込まれた国や地域はどこでも「持続性」を見出せないという隘路(あいろ)に陥っている。そのなかで、日本各地で知恵を出し合い、自前の資源と人を生かし合って、その隘路からの脱出の試みを果敢に挑んできた人々がいる。
本書はそれらの試みとそれを生み出した「力」は何かを探り出そうとした渾身のルポルタージュ(現地報告)である。
本書のキーワードは「地域の共同の力」が支える「持続可能な地域社会」であり、その基底としての「農的世界」である。まさに日本の有機農業運動が40年以上をかけて切り拓いてきた理論と実践の延長線上に広がる地平である、と言って決して過言ではない。 >> 詳しく
● 国産ナタネの灯を消すな!緊急要請を国会へ
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