キカンシネット 書店で買えない機関誌・広報誌を、ちょこっと見られます
 
土と健康
土と健康
結成の翌1972年2月に創刊(78年まで『たべものと健康』)、98年1月には300号記念号として「21世紀の有機農業−古きに学び、新しい時代を拓く」特集号を発行。本会開催のシンポジウム・研究会等の報告、食と農、環境をめぐる最新情報、各地の有機農業に関する活動情報のほか、特集形式による社会的課題への積極的問題提起も行う月刊誌。会員配布。
   
発   行 :  日本有機農業研究会
発行回数 : 年 11 回
定期購読 : 年会費:6,000円 。入会すると会費のなかに含まれます。
 
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全国有機農業の集い2008に向けて(12月号)

今月の記事から


● 全国有機農業の集い2008に向けて   ・・・・ 相原成行

 大いに語り合いましょう!
2006年、有機農業推進法が制定され、翌年、基本方針が打ち出されました。それにともない各都道府県において、さまざまな動きが始まっています。全国各地で真摯に有機農業に取り組んできた農家に一筋の光明となるよう、有機農業推進法を育てていかなければなりません。
 この大会では、新しく有機農業の道を歩き始める人たちを増やすことができればと思います。有機農業は、農家だけのものではなく、食べる人もまた、有機農業を一緒に進める人たちです。これからの有機農業の発展のために、力を出しあいましょう。そして、今度の大会では、大いに語り合いましょう!ご参集、よろしくお願いいたします。>> 案内ページへ

● 温暖化・異常気象下の今年の作柄を振り返って

  • 本年の私の稲作と野菜   ・・・・ 古野 隆雄
  •  当地方(福岡県嘉穂郡)に本年は1回も台風が襲来しませんでしたが、地球温暖化の影響によると思われる異常気象に翻弄された1年でした。
     5〜6月の旱魃。用水路に水が流れてこず、田植えが2週間近く遅れました。その後も水不足に悩まされました。当地方は本来、水に恵まれた所ですが、こんな空梅雨は、70年間一度もなかったそうです。

  • 大豆・そばの今年の作柄   ・・・・ 高波 敏日子
  •  大豆(さといらず)を作り始めて17〜18年。本気で作り出したのは、長岡の友人たちが豆腐屋を開いた時から。そして、「さといらず」がしっかり世に出たのは、金子美登さんたちの「おいしい豆腐を食べる会」に参加させてもらって以降になります。その後、私の「さといらず」栽培は、自然な勢いで拡大していきましたが、5年ほど前、早い初雪で全部を雪の下にしてしまい、まったく収穫できませんでした。その後、大豆栽培はずっと下降線をたどってきていて、今年こそ上向きに転換したいと肝に銘じた年でした。

  • 害虫多発で葉物を播き直し   ・・・・ 林 重孝
  •  今年の天候を一言で言えば、温暖化が顕著に現れた年だったと思う。特に9,10月の高温は異常としか言いようがない。そのため害虫が多発した。播き直した葉物野菜はいくつもある。通常なら播き直すと遅くなるので育たないものが、今年は例年通り育った。間違いなく温暖化しているのだ。

  • 標高差のある畑ごとに対応が必要   ・・・・ 佐藤 勝美
  •  今年1月から例年にない暖冬で、冬に、雪ではなく雨が降りました。春先、種の播きつけの時、土が乾いて芽の出るのが遅れ、春から夏にかけて野菜の出荷出しはじめの遅れ、病虫害での収量の低下がみられました。

    ● 有機農業推進に向けた各地の動き

  • 神奈川県 地域の特性活かし市民参加型の新しい農業の可能性探る「有機農業推進法シンポジウム」を開催   ・・・・ 笹村 出
  •  有機農業推進法は昨年12月、全会一致で制定された。しかし、まだ認知度は低い。農業関係の行政職員でも、この法律を知らない人が少なくない。この法律では、地方公共団体は推進計画を立てることになっている。ぜひ、そうしたことを知ってもらいたい。これがシンポジウムの第一の目的。地元のツルネン・マルテイ参議院議員に「基調講演」をお願いした。足柄地域で有機農業によって、実際に農業を行っている4団体に「報告」をお願いした。「ジョイファーム小田原」の長谷川功氏。「報徳農場」の田嶋亨氏。「小田原有機農法研究会」の石綿敏久氏。「あしがら農の会」の代表の相原海氏。今まで団体間の交流はなかった。この機会に連絡が取れる関係になりたい。

  • 愛媛県 「有機農業」をキーワードに幅広いつながり シンポジウム「今、語ろう!農から生命を−有機農業推進法を考える」を開催   ・・・・ 秦 左子
  •  シンポジウムは、愛媛県における有機農業の先駆者に当時の思いや苦労を、新規就農者に有機農業を選択した理由や苦労を語っていただき、その後に会場も含めた議論を行い、有機農業推進法を考えていく筋書きで行いました。結果的には、行政関係者、農協関係者、農業従事者、県会及び市会議員、一般消費者が約100名、生協組合員が約100名の参加によるシンポジウムでは、筋書き通りにいくことはなく、堆肥の作り方の質問から、有機農業の哲学や遺伝子組み換え作物問題の提案まで飛び出し、推進計画への提案までには至りませんでした。しかし、閉会後の参加者の方々から、「有機農業で食べていけるんですね」「このような会をまた開いてください」と好意的な感想をいただき、「有機農業」というキーワードにより、幅広い方々とつながりできたことが大きな成果であったと考えています。

    ● 熱き心くん   ・・・・ 会田 淳

     今年も標高千メートルの畑に初雪が降り、仕事ができる期間も、あと少しになりました。ここ小海の地で耕して6シーズンが終わろうとしています。
     私は東京でサラリーマンを8年して就農しました。お客様と直接やりとりする有機農業を初めて見て、社会との関わりは大きく変わりました。この地で生活することも野菜や米を通して人と関わることも、すべては自分で考え行動して、責任を負うという生き方に変わりました。

    ● 種から育てよう58白老いんげん(北海道)   ・・・・ 斎藤 昭

     北海道札幌市から。私の菜園は札幌の自宅から100km離れた白老町にあります。加藤さんとの出会いにより、私は3種類のめずらしい種(在来種)とめぐりあうことができました。そのひとつであるこのマメは、加藤さんによると「莢も食べられ、生のまま冷凍でき、乾燥豆としても美味しいし、祖父母の代から百年以上にわたって栽培されてきた」との事です。加藤さん自身も50年以上にわたって、この白老町で栽培してきました。いんげん豆の中では重い方で、丸みがあり、種皮は黒光りしています。大豆のように割れ、噛んでみると粘りがありません。

    ● 熱気溢れた自然農業国際大会と研修   ・・・・ 佐藤 喜作

     2007年11月4日から8日まで韓国済州島で、自然農業国際大会が開催され、出席して大変な感銘を受け、その概要とそこで発した宣言を披露します。国際大会だけにお国柄の衣装も華やかに、日本に於ける農業や農村の沈滞した雰囲気とは逆の、熱気溢れるものであった。
     自然農業というのは、韓国の趙漢珪氏が今から約40年前に提唱した民間技の農法で、主な特徴は、土着微生物の活用による土作り、植物の生長点や成長ホルモンが集中している部分や実を、黒砂糖により抽出した「天恵緑汁」を中心に駆使する農法で、食物栽培、家畜飼育に適用し、信じがたい素晴らしい成果を得ている。
     日本では1993年、日本自然農業協会が設立され、日有研の会員でもある泉精一氏が会長として活躍され、今回は日本から18名が出席している。

    ● 「全国有機農業の集い2008」 協賛・賛同のお願い

    ● 達人に聞く「旬の有機農産物」加工のすすめ16   ・・・・ 丹野 信嗣

     三五八漬けといかにんじん 福島県の郷土のお漬物で「三五八漬け」と「いかにんじん」というものがあります。どちらも食卓を彩る常備菜だけでなく、お茶うけや酒の肴としても大変広く親しまれているお漬物です。「三五八漬け」の名前の由来は、漬床を塩三、麹五、むし米八の割合で作ることから、付けられたようです。「いかにんじん」は、秋深まる頃から冬にかけて、細切りにした、にんじんとするめを醤油、日本酒、みりんなどを合わせたタレで漬け込んだものです。

    ● BOOK 『合理的農業の原理』アルブレヒト・テーア著   ・・・・ 丸山 良一

     アルブレヒト・テーア(あるいはテーヤとも表記されている、1752〜1828年)をご存知だろうか。今から約200年前(日本の江戸時代後期)に、世界で初めて農学を独立した科学として確立し、「近代農学の始祖」として世界的に評価されている、ドイツの農学者であり農業教育者だ。しかも、自ら農場を経営した農業者でもあった。今、このテーアの理論と農法が、ヨーロッパでは「有機農業のバイブル」として再評価され、キューバの有機農業もテーアに学んだという。『合理的農業の原理』(原著は4巻、1809〜1828年刊)そのテーアの理論と実践を集大成した大作で、初の日本語訳(全訳)の刊行が農文協で開始された


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    キカンシネットは公的機関の発行する機関誌、広報誌の『目次』を掲載してます。書店で流通していないものがほとんどですが、個人でも購読できるものもあります。興味のある機関誌がありましたら発行者へ問合せてみましょう。

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    表紙をクリックすると、中身の一部を読めます。アイウエオ順。
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