キカンシネット 書店で買えない機関誌・広報誌を、ちょこっと見られます
 
土と健康
土と健康
結成の翌1972年2月に創刊(78年まで『たべものと健康』)、98年1月には300号記念号として「21世紀の有機農業−古きに学び、新しい時代を拓く」特集号を発行。本会開催のシンポジウム・研究会等の報告、食と農、環境をめぐる最新情報、各地の有機農業に関する活動情報のほか、特集形式による社会的課題への積極的問題提起も行う月刊誌。会員配布。
   
発   行 :  日本有機農業研究会
発行回数 : 年 11 回
定期購読 : 年会費:6,000円 。入会すると会費のなかに含まれます。
 
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百姓と農業技術と農政は、生物多様性を手中にできるか(10月号)

今月の記事から


● 私の発言 百姓と農業技術と農政は、生物多様性を手中にできるか   ・・・・ 宇根 豊

 国が「生物多様性指標」をつくる、と宣言したわけだ。しかもその指標づくりは、生きもの調査にもとづいてつくると、きちんと認識されている。しかし、生物多様性指標とはどういうものだろうか。「そりゃあ、生物多様性が豊かであるかそうでないかを判断できる尺度だろう。」と多くの人は思ったことだろう。私もそう思う。たしかに「うちの田んぼには、82種類の生きものが、この程度の密度でいますが、これは生物多様性の程度はどれくらいでえしょうか」という質問に答えられる「指標」があれば、とても助かるだろう。しかし、ほんとうにそういう指標ができるのだろうか。

 私の結論を先に述べておこう。できると思う。しかし、それは科学的な根拠に基づく必要は必ずしもない。地域ごとに、農業技術ごとに、百姓のまなざしごとに、曖昧ではあるが多様な指標が生まれ、試行錯誤で実践の中で深められ訂正され、最後は一人ひとりの「指標」に育てていくしかないのである。それは科学的な根拠よりもさらに説得力のあるものになるだろう。


● 報告 2007年「たねとりくらぶ」の集いin福井県池田町
集まった、聴いた、見た、交換した、味わった、話した、くつろいだ、そして感じた。   ・・・・ 玉井 道敏

 「タネ・農の原点に回帰、そして交流」をテーマに、8月4日(土)、北陸地方では梅雨明けが長引いて不安定な天気模様が続き、台風の接近が心配される中、福井県池田町・能楽の里文化交流会館に県内外から約140名の人たちが続々と参集した。そして日本の農山村そのものを代表するような池田の地で、2007年の「たねとりくらぶ」の集い(第9回全国種苗研修会)が4日〜5日にかけて開催された。運営を担当した一人としてその概要を報告する。


● 参加者の感想

  • 「自然」に敬意を払い、礼儀を尽くし、耕してきた人びと   ・・・・山田 佳奈
     2日間の集いを通して、厳しい諸条件の中で人間がどのように自然と相対してきたか、そして今後はいかに、という根本的な問を考えるための多くの契機を与えていただいたと感じている。
  • レンヌ名物になるか?河内赤かぶら   ・・・・ 雨宮 裕子
     ほんものの日本の野菜の種がほしいと思っていました。近くの幼稚園の学校園で、野菜作りを始めたからです。日本の野菜を育てて、園児たちに食べてもらおうと思いました。ところが日本の種がなかなか手に入りません。

● 佐藤喜作のキサクな話 鉄と熱と味と健康   ・・・・ 佐藤 喜作
本会理事長の佐藤喜作がキサクなお話しを。


● 日本有機農業研究会・全国幹事会

有機農業推進法と推進計画に関連して 各地からの報告要旨
 「有機農業推進法」(2006年12月制定)に基づく「有機農業基本方針」が4月にでました。それにより、各地で「推進計画を作ろう」という局面になっています。全国幹事会では、各地域の動きを報告していただきました。その要旨をお知らせします。


● 歯科医療を食べ物から考える「恒志会」
虫歯、歯周病は生活習慣病   ・・・・ 土居 元良
 NPO法人恒志会について紹介させていただきます。開業歯科医であった故片山恒夫先生は、日本では予防が一般的でない時代から予防の大切さを訴えておられました。一度治療した歯の再治療、やり直しのない歯科医療の確率に生涯をかけられました。その片山先生の志を継承するために、歯科医療関係者だけではなく、健康に関係するさまざまな人々の参加を求め、結集して、恒志会が平成16年4月に設立されました。会報『地べたからの想い』を発行しています。ご購読を歓迎いたします。


● とれたて青年部6 畑仕事の楽しさに驚く   ・・・・ 池田 晶一

 消費者として青年部に関わり始めて1年、非農家の私は農家さんに週末お手伝いに行っています。


● 熱き心くん   ・・・・ 大森 梨紗子

 百姓は人や虫、土や水、さまざまなものの協力なくては生きていけない。自然の循環を肌で感じとれるので、さまざまな思いも伝わってくる。今、母なる地球の痛みを強く感じる。この生活をより良くしながら、続けていくことを基本に、地球のためにすべき活動をできることからしていきたいと思う。現在は、あーす農場とともに、東ティモールの支援もしている。


● 韓国の自然農業を見学して

7月2日〜6日、韓国自然農業見学ツアーを開催しました。総勢19名の参加でした。日本自然農業協会の事務局の姫野祐子さんのガイドもあり、皆さん安心して仁川空港に降り立ちました。見学はアイガモ農法の盛んな遠三農協、農協婦人部によるキムチ作り、もちつき体験、食事は伝統の韓国料理。自然農法の趙漠珪先生の講義も興味深く、楽しい4日間でした。

  • 参加者の報告
  • 食べ物がうまかった   ・・・・市来 真
     韓国では、1995年から国を挙げて。環境農業を推進・普及するため、各地の農協が栽培などの指導に力を入れ、リーダー養成も盛ん。また、利用してもらうために、環境農産物専門店を設置するなど、充実してきているようでした。
  • 日本の先を行く韓国の自然農業   ・・・・ 井上 正雄
     日本でも昨年12月に有機農業推進法ができましたが、まだ韓国のように、農協中央会から単協まで一貫して、自然農業に取り組んでゆくには何年かかるだろうかと、夢のようにも思いました。
  • 山の中の自然農業生活学校を訪ねて   ・・・・ 姫野 祐子
     7月3日、忠清北道槐山の自然農業生活学校に向かいました。山を登った先の盆地の村で、廃校になった小学校を借りて改築し、研修施設にしたものです。


● 種から育てよう56小麦「鴻巣25号」&もち麦(島根)   ・・・・ 唐木田 清雄

 長野県負小布施町から。「鴻巣25号」は、「日長反応が中性、低温要求性なし」つまり、長日や冬という低温がなくても穂づくりができる品種なのです。そのため、秋播いてもよいし。春播き麦としてもよいということができます。それどころか、夏播き(京都の実験で8月25日まき)で400キロという実験記録さえあるのです。私の場合、春播きの例もありますが、後作の関係もあって秋播きが普通です。


● ひろば ここまで来ているのに真っ青にならない日本人   ・・・・ 和沢 秀子

 「Xデーが間近に来ている」と、私には思えてなりません。日本は世界で2番目の経済大国と言われてきましたが、そのなれの果てが現在の日本の姿なのです。こう言っても、何のことか、と思う人が多いかもしれません。


● 国際有機農業映画祭2007協賛のお願い   ・・・・ 安田 節子


● 各地から 「韓国の視察団を迎えて」

 九州 残念だった見学会のキャンセル  ・・・・ 八尋 幸隆
 九州 「提携」について質問集中  ・・・・ 中島 政敏


● BOOK 『安藤昌益の世界』石渡博明著   ・・・・ 佐藤 喜作

 「安藤昌益の世界」が石渡博明さんの手により出版された。昌益に関する資料は、近年かなり発見され多くの謎が見えはじめてきた。われら有機農業者も、まず実践の前に思想、心情を明確にしなければならないと思うが、本書には、その教科書となりうる内容が豊富にちりばめられている。


● BOOK 『天地有情の農学』宇根豊著   ・・・・ 大江 正章

 著者の宇根豊氏は1970年代に福岡県の農業改良普及員として減農薬運動をリードし、稲作の農薬使用量を大幅に減らす成果をあげ、広く知られています。その後、自らも百姓として新規参入。
 さらに、2000年からはNPO法人農と自然の研究所を設立し、田んぼの生きもの調査や福岡県の環境支払い政策「県民と育む農のめぐみモデル事業」などをすすめてきました。著書も多くありますが、本書はこれまでの思索と活動の集大成というべき書き下ろしです。


● BOOK 『自主独立農民という仕事』森まゆみ著   ・・・・ 上元 紘一

 今春あらためて、愛読している森まゆみ氏の一連の著作に、有機農業に関心ある人々の間で既知の佐藤忠吉翁の農事ぶりを広く知らしめる佳い本が加わり、深い感銘を受け続けています。


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キカンシネットは公的機関の発行する機関誌、広報誌の『目次』を掲載してます。書店で流通していないものがほとんどですが、個人でも購読できるものもあります。興味のある機関誌がありましたら発行者へ問合せてみましょう。

立ち読みコーナー
表紙をクリックすると、中身の一部を読めます。アイウエオ順。
GLOBAL MANAGER
こころの元気
さぽーと
肢体不自由教育
縄文
チベット文化研究会報
保育士会だより
発達教育
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